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AIR / 赤坂BLITZ 20030821.thu
クル、こと車谷浩司氏を知ってから、かれこれ10年。ベストアルバムを聴いたら、無性にライブに行きたくなり。急遽赤坂BLITZ行きを決意。BLITZは取り壊しになるとのこと。残念。

聞いた話。故意か事故か解らぬが。BLITZ2F席から1F席にダイブした人がおったらしく、2Fで席から立って見ていると注意されるらしい。周囲を見ると、座って見ている人が殆ど。座った状態でも充分ステージが見えたので、座りのまま、まったりと見る。

開演。アコギを持つクル。1曲目。「夏の色を探しに」。曲が静かになりヴォーカルのみになる箇所で、鳥肌が立ち、全身が震え、涙が出そうになった。これだけで、もう今日見に来て良かったと思う。2曲目「One Way」、3曲目「Hair Do」。ここまでまったり目の曲。「Hair Do」がまんま、マイブラの「i only said」。トリオのバンド構成なので、どうしても出せる音が限られてくる。出せない部分はシーケンスでフォロー。この曲の轟音フィードバックギターは全て、シーケンスに因るもの。それはどうかとも思ったが、うっとりしてしまう。1F席を見ると、皆、ゆらゆらと揺れていた。7色に変化するライト。意識が飛ぶ。

「懐かしい曲をやらせて下さい」と「24years old」。シーケンスは消え、純粋に3人の音に。ギターの音が重くなる。シャープペンシルの芯のように細いカラダで、跳びまくるクル。たまに着地に失敗して、後ろによろけていた。「In the sky」に続いて、スゥイングヴァージョンの「運命はいくつもある」。このメンバーは、3人のバランスが良い。突出した人はいないが(クルのギターがイマイチという気もする)、要所要所で各々を引き立たせている。

また懐かしい曲と言うことで。「No Kidding?」。「Please me alone, I'm not what I was used to be」で、モノを投げるような手の動き。「静」の曲から次第に「動」へ移行。半音上がりの「Honey cow」に続いて。「動」の頂点、「KISS ME AGAIN」、「KIDS ARE ALRIGHT」、「ME,WE.」。常に10人前後のお客さんがダイブ。クルも跳びまくり。跳びすぎて歌に入るのを忘れていたり。

MC。最後の赤坂BLITZでワンマンショーをやらせてもらって光栄。「ワンマンショー」と言う言葉に、客席から「?」という空気。ちょっと言葉が古かった。もうすぐ32歳になるから。と応えるクル。

お客さん全員で手拍子をする「put your hunds up」。少々クールダウンして、「TODAY」で「動」は終了。ライブだとどうしても、「動」の方が楽しいと思ってしまう。しかし「動」の曲が少ない。

「静」に戻り、「Heavenly」。静かな優しい声が印象的。「Hello」の轟音もシーケンス。致し方ないとは思うが。どうも、轟音の割に、音域に隙間を感じる。最後の「How are you I'm fine」と歌いながら、Vサインを高く掲げる。

ステップを踏みながら「Last Dance」、最後の曲に「泡沫の虹」。意識が遠ざかった。曲後、ベース・ドラム・自分とメンバー紹介をし、「そして、みんな。そして、赤坂BLITZ。ありがとう。」と言ってクルは去っていった。みんな、と赤坂BLITZもメンバー扱いしていたことが、妙に嬉しかった。

アンコール。「Funk core」を揺れるように踊りながら。アコギを持って、新曲の「Starlet」。強い言葉が印象的。年明けにやる横浜アリーナの告知。「僕が横浜アリーナでライブをやると、何かが起こるとのですが。」の言葉に、何が起こるのかと訝しむ。続く言葉に一瞬肝が冷える。「最後に是非来て下さい。」SPIRAL LIFEの解散ライブとなった地が、横浜アリーナと言うことを思い出した。まぁ、でもクルも笑いながらだったし、メンバー様も笑っていたので、冗談とは思うが。「Good to see you」。クリーントーンがココロに刺さる。シーケンスでも。曲が静かになり、ヴォーカルがよく聞こえる箇所で、また鳥肌。しっとりと終演。

夢現の状態で、荷物を持ち、2Fから1Fへ降りる。物販を見ようか、何か飲もうか考えていると。歓声が聞こえる。誰かの「出てきたよっ!」と叫ぶ声が聞こえた。テレビモニターを見ると、照明のついたステージの映像。1F席のドアはそこにあるが、今ここで1Fに入ったら、後ろ過ぎて何も見えない予感。2F席へ走って戻り。勢い余って2F席1番前の列まで行ってしまった。

明らかに終演だったのに。本当にステージに出てきている。「思い出の曲をやらせて下さい」と言って。「Dive And Dive」。客は勿論ダイブ。最後はクルまで客席にダイブ。めっちゃ笑顔だった。

後日、AIR公式サイトに「予定外にラスト、久しぶりにDive And Diveを演らせてもらって楽しかった!もう演奏どころじゃなくて。」というメッセージ。こちらこそ。楽しませて頂きました。

儂は、AIRの曲やギターの音に、あまり刺さらない。と気付いていた。が、感情表現の薄い声と、対照的に強い言葉を使うのがココロに残る。楽しかったのでまた見に行こう。次は、何かが起こる横浜アリーナか。
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