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特撮 / 名古屋涅槃〈NEHAN〉 20050703.sun
スピーカー。
スピーカーアップ。
「綿いっぱいの愛を!ツアー名古屋番外編!」何が番外編かというと。名古屋に涅槃というライブハウスが新しく出来。その開店記念に特撮が出演となった。なんでも、涅槃の店長様が特撮ファンで、「是非開店記念に」とオファーがあったらしい。大変狭いハコで、人数限定(80人程)で行われたライブだった。

雑居ビルの地下1Fにある涅槃。ビルを前にしての第一印象は。ライブハウスではなく、立ち飲み居酒屋の店構え。聞くと、以前はちゃんこ鍋やさんだったらしい。

開場。チケットをもぎってもらいつつ。ドリンクは何にするか、と聞かれる。烏龍茶をお願いすると、クーラーボックスから烏龍茶を取り出し、渡された。入場と同時にドリンク交換だったらしい。そもそも涅槃はオールスタンディングのライブハウスではなく。演劇などを座って見るために作られたスペース、と小耳に挟んだ。実際に中に入ってみると。ステージと客席の距離が全く無く。ステージも狭いし、低い。と言うか。ステージ。板で作られていたのですが。ベニヤ板かと思う程、板。ステージ前方左右に設置してあるスピーカーは、石のブロックを幾つも重ねた上に置いてあり。ガムテで固定してあった。そして、スピーカー自体には、白ガムテが貼ってあり。それには「さわらないで」の文字(写真上)。そして、明らかに大槻氏の描いたものではない、ねこイラストが3点(写真下)。

ナラサキさんアンプは、通常通りに置く事が出来ず、90度回転させて置いてあったり。ステージ後方に照明機器が全くなかったり。ステージ奥の暗幕の向こうで、どなたかメンバー様が着替えたり、準備運動をしている姿が見えたり。ナラサキさんの足元にセッティングされたエフェクター類が見え。ボリュームペダルに、カタカナで「フムナ」と書いてあるのを発見したり。

●セットリスト
01) ヨギナクサレ
02) 世界中のロックバンドが今夜も…
03) アベルカイン
04) 回転人生テクレ君
05) ダンシングベイビーズ
06) 僕らのロマン飛行
07) デス市長伝説(当選編!)
08) 地獄があふれて僕らが歩く
09) 死人の海をただよう
10) 江ノ島オーケン物語
11) 文豪ボースカ
12) バーバレラ
13) オム・ライズ
14) 綿いっぱいの愛を!

- encore -
15) さらばマトリョーシカ
16) アングラ・ピープル・サマー・ホリディ
様々な意味で、「大丈夫か?」と思う中、客電が落ち、SEが流れる。と、客席は前方への押しが発生。押しの力は、普段のライブと変わらないが。普段のライブよりも、ステージと客席を仕切る柵が弱かった。柵が押しの力に負け、動いてしまい。ナラサキさん側の柵の下に待機していたスタッフ様が、潰されそうになる。ライブ中ずっとそのスタッフ様は、柵が動かぬよう、柵を両手で押さえる事に専念してらした。

メンバー様登場。ナラサキさんは上が甚平、下が巻きスカート付きパンツにメガネ。客席からの気合いが入ったナラサキコールに、親指を立てて応えていた。SEが終わり、「ヨギナクサレ」のイントロで、大槻氏が登場。ナラサキさんは時々、思い出したかのようにコーラスを入れる。間奏にて大槻氏が「涅槃開店おめでとう」と御挨拶。続いて「世界中のロックバンドが今夜も…」。昨日の大阪では顔を赤くし、眉間に皺を寄せ、叫んでいたが。本日は表情の変化は殆ど見られず。最後の音は、不協和音で。

MC。客席とステージの距離が近い。最前の方は、手を伸ばせば大槻氏が触れる位。「前に押すのは危険だから、縦に跳べ!!」と言い。17、8年程前のライブを思い出した、と、昔話を始める。昔は柵のないライブハウスがあって。歌っていたら、客がステージ上、自分の後ろにいた、なんてこともあったらしい。そして涅槃の紹介。「大きい音を出すのは、今日が初めてで。もしかしたら、これで最後かもしれない。」しかも、すぐ近くに映画館があり。そこでは無声映画をやっていたのに。リハで大きな音を散々出して、大変だったそうな。一つ良い話、という前振りで。有松さんが新幹線で財布を無くしたが。無事に出てきたそうで。笑う有松さん。本日のライブは「涅槃開店おめでとうライブと、ありまっちゃん財布出てきたよライブ」と相成った。

そして、猫猫犬犬の煽りで「アベルカイン」。天井も低いので、ギターのヘッドを天井にぶつけて遊ぶナラサキさん。決めで大きくギターを振りかぶるが、立ち位置が狭い為、あまり大きな動きは出来ず。その後も、小さく暴れる。すぐに「回転人生テクレ君」。「テクレが回り容赦なく」の歌詞を何度も繰り返す大槻氏。続いて「ダンシングベイビーズ」。リフに入る際、有松さんの「1、2、3、4」とカウントを叫ぶ声が響く。ナラサキさんは左右に軽く揺れながら。間奏で大槻氏がメンバー紹介。続いて「僕らのロマン飛行」。自分の音が聞こえないのか、片耳を押さえて歌うナラサキさん。大槻氏は、ステージ中央から一歩引いた位置で歌う。ツインボーカルが終わると、唇を噛み、渋い表情をしつつ加速する有松さん。大槻氏の歌が入ると、足を前後に開き、頭を振るナラサキさん。最後の「ロマン、飛行」は、かなり溜めてから。綺麗に入る。

MC。たった数曲で、儂は殆ど動いていないのに。物凄い汗をかく。そして、大槻氏も「皆さん、暑いでしょ。」と客に振る。しかし、大槻氏の立ち位置は、冷房が当たるらしく。「ここは涼しいの。天国のよう。」と、大槻氏が言うと。ナラサキさんがおもむろに動く。その涼しい位置へ移動。強い風が吹いているらしく、髪がなびいていた。大槻氏が喋る中、エディもその涼しい位置に移動。ナラサキさんとエディと、二人並んで涼んでいた。エディはすぐにその場を去るが、ナラサキさんは動かない。「ギター、ナッキー。」と、大槻氏の紹介があれど、ナラサキさんは涼しい位置から微動だにせず。苦笑する大槻氏。そして財布を無くして見つかった有松さん紹介。車の中で携帯をいじっていた有松さん。突然大声を出す。「俺、財布なくねー!!??」と、大槻氏が有松さんを真似すると。有松さんが爆笑する。有松さんは一人パニックだったが、他のメンバー様は皆大人で。「意外と出てくるもんだよ。」と軽く流したそうな。

「俺達の手で新しい世界を作ろうぜ!」と、「デス市長伝説(当選編!)」。後半、歌詞を少し変えて歌う大槻氏。「愛・地球博を見に行きます(多分)」と歌うが。それに続くコーラスが「そりゃないぜデス市長、厳しいぜデス市長」だったので、歌うのを躊躇い、大槻氏を見やって「えぇええー」と言うナラサキさん。続いて「地獄があふれて僕らが歩く」。歌の一番最後「ゾンビ徐々に、群がって」の溜めで。竜さんが「1、2、3、4、1、2、3」とカウントを取る声が聞こえた。ナラサキさんのチューニングが終わるのを待って。「死人の海をただよう」。ピアノの音にうっとりとする。エンディングSEが終わり。微妙な表情をする大槻氏に、客席から忍び笑い。どうもありがとう、と言うが。直後に「いや、何て言おうか、困って。。。」と呟く大槻氏。

本日は非常に暑く。MCがあるたびに、「二部制にする?休憩入れる??」と大槻氏はメンバー様に聞いていたが。ナラサキさんがあっさりと「やる。」と宣言した為、二部制は無しに。「江ノ島オーケン物語」。ナラサキさんは椅子に座り、目を瞑り。体と首を左右に揺らし、心地よさげにギターを弾く。「億千万」を一オクターブ上で歌う大槻氏。

またMCの間、風が当たる大槻氏の立ち位置に移動し、涼むナラサキさん。大槻氏はボースカを背負う。ボースカが軽く歌うと、楽器陣が適当に音を合わせる。そして、歌った内容と言えば。愛・地球博のキャラの名を挙げて、「死んじまえー。」

後半戦。まずは「文豪ボースカ」。珍しく「江戸川乱歩の続編書いた、太宰治の続編書いた」と、コーラスを入れるナラサキさん。続いて「バーバレラ」。イントロでボトルネックバーを使用し、歌に入る直前、いつものように横にボトルネックバーを投げるが。会場が狭く、壁が近かった為。ボトルネックバーが壁にぶつかって跳ね返り、エフェクターボードに激突。普段ならナラサキさん側に、ギター担当のスタッフ様がいるが。立ち位置が無い為、ステージ後方に控えており。アンプの後ろから、そっとナラサキさんの様子を伺う。ナラサキさんは暴れようとするが、狭い事に気付いたのか、すぐに動きが小さくなる。音を繋げて、「オム・ライズ」へ。音を繋げる間、有松さんがスティックを上に投げるが、天井にぶつかり。有松さんと竜さんとが、顔を見合わせて大爆笑。ナラサキさんは「ドリルがぐるぐる」で絶叫したり、「モグラを探せ」の後に「もぐもぐ」と言ったり。頭を振りすぎて、かけていたメガネを落としたり。曲後、ご自分で拾っていらした。

そして。今日は本当にどうもありがとう、涅槃開店おめでとう、ありまっちゃん財布見つかっておめでとう、と最後の御挨拶をし。財布みつかっておめでとうでは、有松さんがピースサインを高く掲げて応え。最後の曲「綿いっぱいの愛を!」。曲が終わると、すぐにギターを置き、楽屋に去るナラサキさん。背中の真ん中まで、汗で甚平の色が変わっていた。

アンコール。エディが歌う、と大槻氏が紹介し、「さらばマトリョーシカ」。大槻氏はナラサキさんアンプの後ろに椅子を置き、座る。今日も客席に向かって最敬礼をするエディ。暑さでメガネが曇ってらした。この曲だったか、ナラサキさんはアンプをずっといじっており。殆ど、客席に背を向けていた。サビは大槻氏がステージ中央に出てきて。そして、最後の曲。「アングラ・ピープル・サマー・ホリディ」。興が乗ったのか、曲に合わせて、とことこと有松さんの下へ行き。シンバルを叩いて遊ぶナラサキさん。そして、それをじっと見つめる有松さん。暑さで意識が朦朧とする中、終演。ナラサキさんは、一礼してステージを去る、のかと思いきや。前方に来て、珍しく客席に手を伸ばし。客の手や頭をはたく。当然、前への押しが発生。それまで、ナラサキさん前で柵を支えていたスタッフ様が潰れそうになる。スタッフ様の悲鳴が聞こえた。

波瀾万丈の涅槃開店記念ライブ。此程までに狭いハコで特撮を見た事がなかったので、新鮮だった。歌いつつ、客席が近すぎて、目が泳いでいる大槻氏も印象的。終演してから友人に言われ驚愕した事が。18時開演だったのに。終演したのは19時代だった。言われてみれば、前日の大阪より曲数が少ない。もう少しやって欲しいが。よく考えたら、酸欠で苦しかったので。丁度良かったのかも。殆ど動いていないのに、汗だくになった夜。
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