entreaty
home about coaltar of the deepers today's report BBS link
report
報告書トップへ戻る
特撮 / LIQUIDROOM ebisu 20050723.sat
●セットリスト
01) ヨギナクサレ
02) 世界中のロックバンドが今夜も…
03) アベルカイン
04) 回転人生テクレ君
05) ダンシングベイビーズ
06) 僕らのロマン飛行
07) デス市長伝説(当選編!)
08) 地獄があふれて僕らが歩く
09) 死人の海をただよう
10) 江ノ島オーケン物語
11) 文豪ボースカ
12) ジェロニモ
13) バーバレラ
14) オム・ライズ
15) 綿いっぱいの愛を!

- encore -
16) 身代わりマリー
17) さらばマトリョーシカ
18) アングラ・ピープル・サマー・ホリディ
19) ロード・ムービー
「綿いっぱいの愛を!」ツアー。最終日の東京。17:00開場、18:00開演の予定だった。ところが。開場30分程前、東京23区は震度5強の地震が発生。その影響で、埼京線以外のJR・私鉄各線がストップ。18時の開演時間には、まだ多くの人が会場に到着していない為、開演を1時間遅らせてのライブとなった。

SEでメンバー様が登場。ナラサキさんは襟がV字の長袖シャツに、巻きスカート付きパンツ。髪がストレート気味で、微妙に束ねていた。第一印象は、「落ち武者」。ライブ中、「落ち武者は酷い、浪人くらいか」と考えを改めたが。落ち武者のイメージが消えず。SEが切れると、有松さんのカウントで「ヨギナクサレ」。歌が始まる直前に、大槻氏が登場。いつも通り歌詞を間違えまくる大槻氏を、ナラサキさんがチラ見。曲中、大槻氏が「どーもお待たせ、特撮です。」と挨拶。曲の最後に、ナラサキさんは大きくハイキック。すぐに「世界中のロックバンドが今夜も…」。マイクに口を付けるようにし「特撮、特撮」と叫ぶナラサキさん。キメの「わぉーん」と叫んだ後、「いぇーい」と、親指を立てて、客席に突き出してみせる。ピアノとのユニゾンを弾く姿を見て、ナラサキさんの手の大きさを再確認。

「お待たせしました」と、MC。皆さん良く解ってないと思うが、今、外は大変な事になっていて。「この世界で生き残っているのは、我々だけだ!!」と、適当な事を言う大槻氏。そして、埼京線以外のJR・私鉄各線が止まっている事を客に伝え。「流石、埼京線。日本で一番痴漢が多いだけの事はある」、「普段痴漢の人々が、今、一生懸命電車を押しているんだ」と言う。正味のところ、未だ300人が会場に到着していないそうで。「待たせてしまって申し訳ない、でも、これは誰のせいでもないから。恨むなら、この大地を恨め!!」と、地面を踏む仕草をし、「大地のバカっ」と叫ぶ。到着していない人を待つ為、喋りを長めにしているが。「昔を思い出して、変なMC脳汁が出てきた。」と、過去にMCで苦しんでいた記憶を呼び覚ましてしまったらしく。曲へ。

「アベルカイン」。かなりテンポ早め。2回し目で、ナラサキさんのレスポールの弦が切れる。急いでギターをチェンジ。ピアノの直前に入るキメに、ギリギリで間に合う。キメでは、大きくギターを振りかぶっていた。その後、曲中はずっとチューニングをしながら弾く。曲が終わると、改めてチューニング。半音程下がっていた弦もあり。続いて、「回転人生テクレ君」。この曲も、少々テンポ早め。ワーミーを踏みまくり、音程の良く解らない音を出すナラサキさん。続く、「ダンシングベイビーズ」も、テンポ早めに感じた。ナラサキさんは、後半になって左右に揺れながら弾く。一人ずつメンバーを紹介し、台詞へ。曲が終わると、竜さんが後方に備えたシンセでベースラインを弾き。「僕らのロマン飛行」。ナラサキさんは、マイクを両手でしっかりと持ち、歌う。落ち武者なのに、可愛い声で「ミルキーフライト」と歌っていた。加速後。「ジャンプ」コーラスは、マイク位置から少々離れたところにいたが。急いで戻って、コーラスを入れる。最後の「ロマン、飛行」は音が完全に途切れてから。掠れ声で。

MC。曲をやっている間に遅れていた人は来たかな、と。足止めを喰らっている人を心配する大槻氏。電車復旧の見込みがつかず、開演までとても時間が空いてしまったら。「僕はステージで草刈正雄の物真似をやろうと思っていた。」と、少しだけ草刈正雄の物真似を披露。そしてメンバー紹介。「ナッキーには、小林克也の物真似をやって貰おうと思っていた。」と大槻氏が言うと。驚いて「今ッスか!?」と素で返すナラサキさん。喜ぶ会場を全く見ず、「やらないッスよ。」と冷たく言う。「えぇええ〜」と客席から声が上がると。「じゃ、俺が代わりに物真似やってやる。」と、また大槻氏が草刈正雄の物真似を披露。有松さん紹介。「ありまっちゃんには、カラオケを歌って貰おうと思っていた。」そして、名古屋涅槃で財布無くして出てきた話を披露。竜さん紹介。髪型が貴乃花に似ているという話から、ステージで四股を踏もうと言う話が出て。実際に四股を披露したら。客に「ちゃんと四股を踏め」と怒られたそうで。何でネタなのに怒られなくてはいけないのか、と呟く大槻氏。エディ紹介。エディも。過去、戸川純さんのライブが、開演2時間程遅れたそうで。時間を伸ばす為か、いつもより各メンバーを長めに紹介し。本日は珍しく、ビール一気。リキッドルームの外は、地震で全滅だから。「俺達のルールを作ろうぜ。」と言って、ビール一気を披露。楽器陣が音を入れる。

続いて「デス市長」。「デス市長、デス市長」とコーラスを入れる際に。ナラサキさんは、かなり高い声を裏声で歌っていたが。歌いながら可笑しくなったのか、途中笑ってらした。すぐに「地獄があふれて僕らが歩く」へ。大槻氏が良い声を披露。ピアノソロを抜けた後のギターのかけ上がりは、ディレイを使用。続いて、「死人の海をただよう」。リバーブ深めで。曲後のSEが終わると、大槻氏が「どうもありがとう」と一言。この声までリバーブ深め。

MC。50歳になったら引退して、ハワイに住もうと思っている。と、ハワイ邸宅の夢をまったりと語り。「皆さん、遊びに来ませんか。」と言う。客席が「イェーイ」と答えると。「イェーイなんて言うなよ、アロハって言えよ。」とまったり返す。続いては、「江ノ島オーケン物語」。歌は更にリバーブ深めで。歌詞に合わせ、CDをチェンジャーに入れる動作などを見せる大槻氏。それに気付いたナラサキさんは、苦笑。椅子に座りながら、アコギを弾きつつ。リズムを口ずさんだり、表情を付けたり。曲が終わると、大槻氏が一言。「この曲、ライブでやるの、もう辞めよう。」ナラサキさんはシールドを外しながら、ぺこりと一礼。

ブースカを背負い。大槻氏が喋る。この日は、MCの度に、遅れてくる人を気遣う言葉を見せる大槻氏だったが。ボースカが暴露話をする。「パパが楽屋でボクに言ったんだ。『ボースカ、ライブ中に地震があったら、まず俺を逃がせ』、と。」

後半戦。「文豪ボースカ」。1回目の「ボクが代わるよ」は、ナラサキさんが入れるが。2回目は、ギターを弾くのに一生懸命だったのか、マイク位置に移動せず。そんなナラサキさんを竜さんが見やり。竜さんが台詞を入れる。「文豪ボースカ」と、掛け声が入る箇所では。エディのピアノとユニゾンし、ナラサキさんの指も、上へ下へと動く。続いて、「ジェロニモ」。中盤に入る「おーおぉー」のコーラス。初っ端から、ナラサキさんがコーラスを入れ。続いて、竜さんが3度上でハモリコーラスを入れる。ギターのフィードバックから「バーバレラ」へ。Aメロはメロディラインをなぞるギター。Bメロからは暴れまくり、ドラムの前あたりまでギターを弾きながら移動。一番美味しい「天翔るジェーン・フォンダよ」は、絶叫で。中近東的な音の前振りから「オム・ライズ」へ。前振り中、有松さんがスティックを上に投げてみせるが。取り落としてしまい、竜さんと爆笑する。ナラサキさんは、「ドリルがぐるぐる」で絶叫。客席に向かって手を動かし、「かかってこい」と言わんばかりの仕草を見せる。大槻氏が「今日は本当にどうもありがとう」と言い。最後の曲「綿いっぱいの愛を!」。ナラサキさんは頭を左右に振ったり。後半、ギターを頭上に持ち上げ、弾いてみせたり。ご機嫌な様子。メンバー様退場し、一部終了。

アンコール。登場した大槻氏の出で立ちが凄く。Tシャツに甚平の下を履いて。赤いショートブーツ。ブーツの上に、靴下が見えるているのだが。その色が上から、赤・肌色・ラメ入り紫。どんなセンスか、と暫し呆然とする。友人談。「しかも、あのブーツ、新しかったよ。。。」大槻氏が喋るが、服が気になって、何を喋ったか全く覚えておりませぬ。最後に「この世は、誰かが誰かの身代わりなんだ」と言い。「身代わりマリー」へ。ナラサキさんは、曲に合わせて手を指揮者のように振ったり。コーラスを入れる為に、両手をギターから放してマイクを掴んだり。キメで大きくギターを振りかぶったり。

曲が終わると、「僕は疲れたので、エディが代わりに歌います。」と大槻氏が言い、「さらばマトリョーシカ」。曲に入る前、エディが90度の最敬礼を見せ、ナラサキさんが笑う。エディは歌いながら、盛大なジェスチャーを披露。サビまで出番のない大槻氏。ドラムセットの前に座り、ボースカと会話をする様子。大槻氏とボースカの様子に気付いたナラサキさん。笑い、その後もしばしば、ギターを弾きながら様子を伺っていた。曲の最後。大槻氏が中央に出て、前方に手を伸ばし、「ダスヴィダーニャ」と叫ぶと。ナラサキさんもそれを真似て、手を伸ばして「ダスヴィダーニャ…」と入れる。ディレイを表現か。

「今日は特撮史上、思い出に残るライブとなった」と大槻氏が言う。そして、「アングラ・ピープル・サマー・ホリディ」。Bメロ。「似合わなくても夏が来る」の歌詞を大槻氏が間違え、コーラスを入れていたナラサキさんは、怪訝な表情。大槻氏の歌詞が元に戻ると、「うん」と言うかのように、頷く。暴れまくるナラサキさん。竜さんが、ドラム台に足をかけベースを弾きながら、その様子を笑顔で見守る。最後の曲「ロード・ムービー」。スネアの音に合わせ、足踏みをするナラサキさん。そのまま歩き出して、有松さんの前まで移動。有松さん前で足踏みしつつ、頷きつつ、ギターを弾く後ろ姿。それを見やる有松さん。出番のないエディは、ステージ脇で休憩。竜さんが前に出てきて、エディのマイクでコーラスを入れる。曲の最後に、ナラサキさんと竜さんで「させるよー」の応酬。竜さんがエディのマイクを使っているので、エディが竜さんを避けながらシンセを入れる。ナラサキさんは、ギターを頭上に持っていき、弾く。最後の最後に。ネックを掴み、ギターを持ち上げ。音を締めるタイミングに合わせて、ネックをさらにぐっと掴み。音を止める。どんなキメポーズか。客席にピックやらペットボトルの水やらを投げて、退場。

非常に良いライブだったと思う。変な言い方だが、地震の影響が無ければ、ここまで良いライブにならなかったのでは。遅れてくる人への気遣いは勿論、「楽しいライブを見せたい」という意識を感じた。素晴らしいライブでした。
戻る上へ
Copyright(c) 2002-2008 natsume All rights reserved.