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特撮 / LIQUIDROOM ebisu 20060520.sat
●セットリスト
01) 身代わりマリー
02) 文豪ボースカ
03) 子供じゃないんだ赤ちゃんなんだ
04) ダンシングベイビーズ
05) ロードムービー
06) ジェロニモ
07) 僕らのロマン飛行
08) 企画物AVの女
09) ロコ!思うままに
10) 超越人間オーケボーマン
11) 友よ
12) 世界中のロックバンドが今夜も…
13) アングラ・ピープル・サマー・ホリディ
14) オム・ライズ
15) 綿いっぱいの愛を!

- encore -
16) マイティジャックの歌
17) さらばマトリョーシカ
18) ヤンガリー
19) バーバレラ
20) アベルカイン
久々の特撮ワンマン。「ベスト発売記念〜ロコ!思うままに〜」と銘打ったライブ。数日後に発売予定のベスト盤を先行発売の予定。だったのだが。発売元の事情で、先行販売は中止された模様。ライブ前日に発売となった、ベスト盤と同名の大槻氏の著作はサイン入りで発売されていた。

15分程押して、開演。客殿が落ちると、SEが流れる。エディのみがステージに登場し、客席に向かって最敬礼。ピアノにつくと、SEはフェイドアウトし。ピアノを弾き始める。暫くすると、他のメンバー様が登場し。ピアノイントロが終わったタイミングで、有松さんがカウントを入れ、「身代わりマリー」。ギターを弾きながら自然と笑みが零れている様子のナラサキさん。すぐに「文豪ボースカ」へ。大槻氏はボースカの縫いぐるみを手にし、犬を飼いたいと思っている、と台詞。それに対してボースは、「ボクが代わりに、飼われてあげるよ。」ナラサキさんは、1回し目も2回し目もコーラスを入れる。2回し目の「銀座へ来たぜ」は、目を瞑り眉間に皺を寄せて叫ぶ。「文豪ボースカ」の掛け声部分では、ピアノにユニゾン。曲の終わりに、ボースカ縫いぐるみを高く掲げる大槻氏を横目で見て。ナラサキさんは、アンプの上に置いていたふもふもさん手にし。大槻氏同様、客席に向かい縫いぐるみを掲げてみせる。

MC。「文豪ボースカの」出だしのキメ台詞を間違えたと言う大槻氏。ボクがオーケンの代わりに、「オーディエンスを」飼ってあげるよ、と言いたかったらしいが。「ボクが代わりに飼われてあげるよ」と言ってしまった。とのこと。そう言えば、台詞を言った後、少々微妙な表情をしていたような。暫くライブが無くて、寂しかったか。と、問う大槻氏。大槻氏も寂しかったそうで。寂しすぎて犬を飼いたくなってきた、と言う振りから、暫く犬話が続く。終いにはトイプードルが多毛人間、とか訳の解らないことを言い出し。「全然伝わっていないから、この話はやめよう。」と話を打ち切る大槻氏。続いての話題は、先日発売になった大槻氏の著作、「ロコ!思うままに」。早速、竜さんとナラサキさんが読み、感想を伝えてくれたそうで。だが、大槻氏は「竜ちゃんが」でナラサキさんを、「ナッキーと」で竜さんを手で示し。がくっと脱力するナラサキさん。そして、本日ヘアメイクさんに髪を切ってもらったナラサキさんと竜さん。ストレートにしているナラサキさんに向かい、「シーズーちゃんに見える」、竜さんには「プードルに見える」と言い出す大槻氏。苦笑するナラサキさんと竜さん。

「全然伝わっていないので、曲行きます!!」と大槻氏が言い。今日は特撮がお前らの、飼い主、ブリーダーだ。と宣言し。「子供じゃないんだ赤ちゃんなんだ」へ。曲中、「ロッケンロー!」と叫ぶ大槻氏。ナラサキさんは、手を左右に振り、片足をあげて軽くツイスト。転調前に「ダッダダッダー」とコーラスを入れる。続いては「ダンシングベイビーズ」。ナラサキさんは、体を左右に揺らしながらギターを弾く。間奏では、メンバー紹介。曲が終わるとすぐに有松さんがスネアを入れ。「ロードムービー」。鍵盤の出番が余り無いエディが下がり、竜さんが前に出てくる。コーラス用に、鍵盤用のマイクを竜さんに向け、神妙な顔でセッティングするエディ。セッティングが終わると、竜さんとエディとでお辞儀を交わす。そのコーラス。大槻氏か竜さんかナラサキさんか。どなたかが、少々音を外している模様。間髪を入れずに、「ジェロニモ」へ。暴れるが、いつもより暴れ度合いが低いように思えるのは気のせいか。間奏では、ナラサキさんもコーラスを入れ。

再びMC。息切れをしつつ「今、犬のことを忘れていたぜ。。。」と大槻氏。しかし、MCを進めるうちに次第に犬話が戻ってくる。ロックに戻そうとして、客席を無理に煽るが。「いよっ。」などと言ってしまい。相当な滑りっ振りを披露。「やー。」・「いえー。」などと、客席に向かって叫ぶが。続いては微妙な手の振りをつけて「YO!!」で、さらに滑る大槻氏。脱力した会場に困ったのか、大槻氏は無理矢理メンバー紹介をする。が、「エディだYO!!」と、言い。駄目な空気が会場に流れる。ナラサキさん紹介。大槻氏の著作の中で「モモの愛が綿いっぱい」が良かった、と言ってくれた。と大槻氏が紹介すると。ドラムセットを置いた台に腰を下ろしたナラサキさんが、親指を立ててみせる。竜さんは、話の中の矛盾点を指摘。有松さんは、普通ならば全く注目しない台詞を挙げて、あれが良かった。と仰ったそうで。その台詞は「寝ろ寝ろ寝ろ寝ろ寝ろ。」らしい。小説を未だ読んでいないので、どのような状況なのか謎だが。有松さんが、非常に笑っていらした。しかも、その台詞を書いた当時は明け方だったらしく。「それ、大槻さんの心の声だったんスよ。」と有松さんは分析。「どんな評論家も有松さんには敵いません。僕の小説の解説を、今度から全部書いて下さい。」と、有松さんに向かって、頭を下げる大槻氏。

続いての曲は「僕らのロマン飛行」。ナラサキさんは、マイクを両手で持ち。たまに、片手で耳を押さえながら、目を瞑り歌う。1フレーズ歌った後のギターは、普段よりも何故か3度上。歌いながら、次第に手が動いていく。加速してからの「ジャンプ!」は、マイクから少々遠い位置にいたので。上半身を斜めにし、口元をマイクに近づけて入れる。一拍の間をおいて「企画物AVの女」へ。Aメロ。ナラサキさんは、ワウを踏みながらリズムに合わせて頷く。左手が、フレットの上の方から真ん中ら辺まで行き来するのだが。指が長いと改めて思う。歌が終わると、大槻氏は一端退場。演奏陣だけでセッションが行われる。エディの激しいジャズピアノを中心に、竜さん・ナラサキさん・有松さんの大人な雰囲気の熱い演奏。曲が終わると、お召し替えをした大槻氏が再登場し、「ロコ!思うままに」へ。リバーブの効いた声。しっとりとコーラスを入れるナラサキさん。曲の締めは、アンプの方を向き、少しずつ移動して、フィードバックを起こさせる位置を探す。

曲が終わると、大槻氏が一言。「良い歌だろ?」今まで、極悪な歌を歌っていたのに、急に良い歌を歌い出す人っているよね。という話から。その逆はあるのだろうか、と話を発展させる。例えば、さだまさしさんが「亭主関白」を歌った後に「ヨギナクサレ」を歌う等。「いや〜、聴いてみたいなぁ。まっさんの『ヨギナクサレ』。」と、どんどん話は展開。するものの、妙に話が滑る大槻氏。その気配を感じたのか。客席を煽る。「これから、お馴染みのノリノリのナンバーがっ!!」と言うが。やはり、客席からは苦笑。「笑うところじゃない!!」と大槻氏。

話題は変わって。そして、夏に公開する映画「マスター・オブ・サンダー」の音楽を、特撮と吉川晃司さんとが担当するのだが。「特撮の曲は映画の中でいっぱい流れるの?」と大槻氏がナラサキさんに聞く。と、ナラサキさんはマイクを通さずに「いっぱい流れますよ。」さらに「オーケンの歌は流れるの?」と大槻氏が問うと。少し考え、「1曲だけ。」とナラサキさん。さらにさらに、その1曲は何なのかを大槻氏が問うと。何事もなかったかのような顔で、ナラサキさんは「江ノ島。」と答える。一拍の間をおいて、会場もステージも爆笑。大槻氏が痛々しそうな顔をし、「特撮の曲は、いっぱい流れるのに!ボクの歌は『江ノ島オーケン物語』1曲だけ!!なめてんのか、そりゃ!!!」

ナラサキさんがギターを7弦に持ち替え。「超越人間オーケボーマン」へ。要所要所で、絶叫を入れるナラサキさん。曲が後半に入ると、エディがナラサキさん側へやって来る。この所拝んでいなかったエディの腰振りかと思いきや。合わせた両手を上げ、片足立ちになるヨガのポーズ。キメのナラサキさんの中近東フレーズは、若干外し気味で。曲が終わるとすぐに「友よ」へ。「かっとばせーレッドギター」と、エディの太い声が入る。リフでは、ギターのヘッドを左右に動かし、大きな動きをする。途中、メンバー紹介有り。続く曲は「世界中のロックバンドが今夜も…」。ナラサキさんは、ギターを弾きながら笑っていらした。サビでは軽やかな足取りで、左右に動き回りギターを弾く。続いて「アングラ・ピープル・サマー・ホリディ」。Aメロはリズムに合わせて、頷きながらギターを弾き。Bメロ直前に、何かしら音頭の言葉を入れ。Bメロとサビにて、竜さんとともにコーラスを入れるが。Bメロで、大槻氏かナラサキさんか、どちらかが歌詞を間違え。あれ、という表情で大槻氏の方を伺いながら歌う。サビ後のリフでは、やはり軽快に動き回る。最後のワンフレーズにて。アンプの上に乗せていたふもふもさんを手にし。ふもふもさんの手にギターを弾かせるナラサキさん。曲後、そっと床にふもふもさんを落とす。次曲の演奏の間、スタッフ様がふもふもさんを拾い上げ、アンプの上に戻していた。「まだ行けるかい?」と大槻氏が客席を煽り。中近東フレーズから有松さんが4つカウントを入れ、「オム・ライズ」。大槻氏の歌が少々苦しそうだが、何とか歌いきり。最後の曲で「綿いっぱいの愛を!」。曲が終わると、お辞儀をし、立ち去ろうとするナラサキさん。アンプの上のふもふもさんの位置が気に入らなかったのか、少々整えてから退場。

アンコール。再びステージに登場するまでの短い時間に、大槻氏は小腹が空いてしまい。何かをつまんだそうで。そこで。「お客さんって、ライブ中にお腹が空いたりするの?お腹空いたらどうするの??」と客席に問う。「我慢する。」と言うのが客席からの返答。「そうなんだ。偉いね。」と、妙に感心し。ブリーダーとして、客を褒める大槻氏。

続いての曲は。ウルトラマンコンピレーションアルバム、「ROCK THE ULTRAMAN」に入っている「マイティジャックの歌」。実は、ベスト盤のシークレット曲でもあるらしい。キレの良いイントロの間、大槻氏は敬礼のポーズを取っていた。音源では、Aメロは良い声の合唱なのだが。ライブでは大槻氏一人ボーカル。Bメロになると、ナラサキさんと竜さんのコーラスが入る。2回し目に入ってすぐに、「OH IT'S THE MIGHTY JACK!!」と盛り上がる箇所があるのだが。音源を聴いていないのか、客席はあまり反応せず。コーラスを入れながら、ナラサキさんが苦笑する。後日、大槻氏のブログにはこんな書き込みが。「みなさんまだあまり聞いていなかったのでしょう。客席から伝わるポカ〜ン感が朗々とした曲調にまたピッタリで感動しましたよ(笑)。」サーフなギターソロの、所謂「テケテケテケテケ」な音は。想像していた弾き方と異なっていた。この曲は、あまり歌う箇所がない、とマラカスを振っていた大槻氏。続く曲も、余り歌うところが無い。と喋る大槻氏の向こうで、エディ周りのセッティングにスタッフ様が動き回る。まさかと思っていたら。汽笛の音をエディが鳴らし。「さらばマトリョーシカ」。近頃、ステージ中央に向けて鍵盤を組んでいるので。ステージ中央には出て来ず、キーボードセット内にてエディは歌う。ナラサキさんはギターを弾きながら、そんなエディを見つめていた。曲の終わりに大槻氏が「ダスヴィダーニャ!」と言うと。何故かナラサキさんまでも「ダスヴィダーニャ!!」。曲が終わった直後、エディが太い声で「どうもありがとうございました!!」とご挨拶。

MC。特撮のライブは時間が凝縮されているが。今日はたくさんやる、と大槻氏。そして、ベスト盤と著作の告知。本を読むと、先程のMCでも話した、有松さんお気に入りの「寝ろ寝ろ寝ろ寝ろ。」の謎が解ける、と。大槻氏は「絶対笑うところじゃないよな〜。」としみじみ喋る。

少々ぐだぐだなMCから、曲への繋ぎ方に苦労する大槻氏。見かねたのか、有松さんがスネアを入れて「ヤンガリー」へ。ナラサキさんはイントロで、手を左右に動かし、可愛い動作。曲が終わり。音が途切れたところで、ナラサキさんが「バーバレラ。」と一言入れ。リフを弾く。ほぼ全編にかけて、歌を口ずさんでいたが。「仕事嫌い舌打ち」の「舌打ち」は、メロディラインに合わせて、少々手を動かし。ソロは、1コードだけを弾き、エフェクターで劈くような音を出していた。キメではいつも通りに絶叫。「最後に、お馴染みの曲で終わろう。」と、大槻氏は「猫猫、犬犬」と客席を煽る。有松さんがドラムを入れ、「アベルカイン」へ。キメでは、ギター台に足をかけ、スウィープ。最後に「総括!」と叫び。ピックをばらまいて、ナラサキさんは退場。

大槻氏がMCで、長くやると言っていたので。2回目のアンコールを期待してしまったが。残念ながら1回のみ。確かに、普段よりも若干長かった。しかし、「長め」と宣言したからには、もう一声欲しかったところ。せめて、2時間以上やって頂けないものだろうか。本日のナラサキさんは、小さくぴょこぴょこと跳びながらギターを弾いていた曲もあり。総じて御機嫌麗しい様子。普段よりも、(悪い意味ではなく)ラフな印象を受けた。時間に不満は残るものの。楽しいライブで御座いました。
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